グローバル化する世界にあって、今日本人のアイデンティティ確立の重要性が叫ばれています。
日本人の美徳は、常に他者への思いやりを忘れない姿、常に公平・公正であろうとする姿。
もちろん、自国の歴史や文化を深く理解し、自信を持って他国の人に語れること。
そんな人材こそが、日本人としてのアイデンティティを確立した、
真の国際人であると私どもは考えます。
然るに、現在の日本人がこの理想からほど遠いことは皆さまお気づきの通りです。
陰湿ないじめなどはその典型で、根底には他者への思いやりの欠如や、
他者の痛みを理解できない心の貧しさがあるように思われます。
私どもは、その要因が日本社会全体を覆う教育力低下にあると考えます。
そしてこの課題の克服には、希薄化した家族の絆の再生、
家庭内での教育力の再生が不可欠だと思っています。
私ども和ごころ伝承協会は、失われた家庭内での教育力を再生させるため、
今一度日々の暮らしに和文化を取り入れることを提唱いたします。
四季折々のイベントを家族という最小単位で行ない、その体験から和文化の持つ自然を愛でる心、
他者を思いやる心を学習することで、確実に情緒豊かな子育てができる。
失われつつある家庭内の教育力を再生することができると、私どもは信じて止みません。
そして、日本人としての思いやりや礼節、確固たるプライドを持った、
愛国心溢れる真の国際人育成に寄与すること。
私ども和ごころ伝承協会は、そんな活動を通じ、
将来の日本社会の発展に貢献して参りたいと考えております。